フットボールと街の絆を確かめに

現在、約200カ国で2億4,000万もの人がプレーするといわれるフットボール。その起源は、中世イングランドの村でおこなわれていたボールゲームに遡る。当初は選手の数に制限がなかったり、試合時間が8時間を超えたりと、自由なス […]

07/03/2012

現在、約200カ国で2億4,000万もの人がプレーするといわれるフットボール。その起源は、中世イングランドの村でおこなわれていたボールゲームに遡る。当初は選手の数に制限がなかったり、試合時間が8時間を超えたりと、自由なスタイルで行われていたこのゲームに、統一ルールが生まれたのは1863年。ロンドンのパブ「フリーメーソンズ・タヴァーン」で第1回会合を開いたフットボール協会(FA)によって、現代につながるルールが決定され、世界に伝播していった。
ロンドンだけでみてもプレミアシップ(一部リーグ)に所属するクラブは6チーム。週末になればこの街のどこかでかならずライブ観戦ができるという、世界でも類を見ないフットボールタウンである。地下鉄を駆使すれば、そのスタジアムのすべてをめぐることができる。世界一整っているといわれる美しい天然芝のスタジアムは、フットボールファンでなくても十分に楽しめる場所だ。Paperskyでは、市内に点在する6つのスタジアムを訪れている。
なかでも、ロンドンでもっとも古い歴史をもつフルアムのホーム「クレイブン・コテージ」は、築100年以上というレンガ造りの建物が趣深く、その外観は街中に佇む劇場のよう。一時は老朽化が深刻化し、オーナーであるアルファイド氏(高級デパート・ハロッズのオーナー)の意向のもと、スタジアム移設が検討された。ところが、サポーターの猛烈な抗議運動によって、この古きよきスタジアムが引きつづき使用されることになった。小ぢんまりしたスタジアムでありながら、当日でも比較的チケットを入手しやすいことから、旅行者にも人気が高く、カップルや親子連れも多く観戦していて親しみやすい雰囲気だ。最寄りの駅はプットニー・ブリッジ駅。駅近くには、取材班がロンドン一美味しいと絶賛したフィッシュ&チップスの店「Fisher’s」もあるので、観戦後に立ち寄ってみては。
» Emirates Stadium(アーセナル) 
» Stamford Bridge(チェルシー)
» Upton Park(ウエストハム・ユナイテッド)
» The Valley(チャールトン・アスレティック)
» Craven Cottage(フルアム)
» White Heart Lane(トテナム・ホットスパー)
This story originally appeared in Papersky No.19 London on the Grass