東京で南インドにめぐりあうには

以前、シンガポールにしばらく帰っていたときに日本人の友人が遊びにきて「おもしろい街並みを見てみたい」と案内を頼まれ、「リトルインディア」へ。インド系の町人や労働者が昔住んでいた2階建ての長屋がいまだに建ち並び、だいぶ高層 […]

09/03/2012

以前、シンガポールにしばらく帰っていたときに日本人の友人が遊びにきて「おもしろい街並みを見てみたい」と案内を頼まれ、「リトルインディア」へ。インド系の町人や労働者が昔住んでいた2階建ての長屋がいまだに建ち並び、だいぶ高層化している都心の摩天楼とはまったく違った側面を見せるこのエリアは、早朝から深夜まで屋外にあふれでる八百屋の野菜やフルーツが、湿気の多い天候によっていろんなにおいを漂わせ、嗅覚にも特殊な魅力をもたらしている。現代人により訴求するためにまれな郷土料理も含め、北から南まで幅広い専門店が多様化し、国土の広いインドの食文化のバラエティをうまく捉えている気もする。
さて、東京でそういった経験を再現させてくれる店がある。神谷町のオフィス街のど真ん中にある、南インドのシェフが厨房に立つNirvanamという本格的な専門店だ。平日のランチバイキングは1,200円。月曜日と火曜日のみ日替わりスペシャルも登場するので、週明けの訪問がおすすめ。バイキングといわれたら個性のない希釈されてしまったものを思い浮かべるかもしれないが、ここではお昼でもチェティナードのチキンカレー、レンズ豆と野菜がごろごろ入っているカルナタカ風サムバル、ヴァダというレンズ豆の揚げドーナッツ、ハイデラバードの野菜カレー、羊のカシューナッツカレーなど、豊富なセレクションが陳列。
さらに、味わえるだけでなくみんなでつくって食べる機会も。前回のfood clubでモロッコ料理教室を開いてくれた有元くるみさんが、ただいま全3回のインド料理教室を開催中だ。第3回目は真夏の8月17日に開催予定。くわしくはPAPERSKYのHPにて確認を。辛みや酸味をたくみに融合させたくるみさん流のインド料理を楽しんでほしい。