歓待を受けたサンテレーネ、ほろ酔いのドルガーリ

ドルガーリは山から海、洞窟まであるバルバージアの観光スポット。工芸や伝統菓子の店、チーズやパン、ワインやオリーブオイルが買える生協、好ましい佇まいのホテルや羊飼いの生活にふれるアグリツーリズモもあり、ダイビングやクライミ […]

06/25/2014

ドルガーリは山から海、洞窟まであるバルバージアの観光スポット。工芸や伝統菓子の店、チーズやパン、ワインやオリーブオイルが買える生協、好ましい佇まいのホテルや羊飼いの生活にふれるアグリツーリズモもあり、ダイビングやクライミングのポイントが豊富な美しいビーチも近い。
ドルガーリの街を見下ろすサンテレーネの名をそのまま頂戴したSant’ Eleneは、この山の中腹に建つホテル&レストラン。代々ここに住む経営者ファミリーといい、地形を活かした店のつくりといい、自然と人間が一体になっているようなこの場所で、通りすがりの私たちを当然のようにその一体感に加えてもらえたことは、今回の旅全体の印象にもつながる経験だった。
クルルジョネスは、ジャガイモとミント、チーズの餡のサルデーニャ版ラビオリといったところか。餡を皮に包んでヒョイヒョイと指でつまみ成形していきながら、チーズをワインで流しこむ。片手にワインを持てば、具材だって即座につまみになってしまうのだ。
料理の準備をしながらつまみ=前菜を済ませたら、お待ちかねのランチタイム。クルルジョネス、パーネ・カラザウ(P.42)、モッディッツォズ(ジャガイモのパン)、サルシッチャ(生ソーセージ)、ペコリーノ・サルド(P.40)が載った大テーブルを大勢で囲んで陽気に飲み食いなんて、イタリアのお約束の食事イメージそのものだった。
それにしても、歓迎の一杯から料理づくり、裏庭のハーブ散策、ボリュームたっぷりのおいしい食事と食後のコーヒーまで。どこからどこまでが取材、つまり仕事だったかわからないが、Sant’ Eleneの滞在は半日に及んだのだった。
 
» PAPERSKY #44 Sardegna | FOOD Issue (no.44)