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茹できびドライブスルー|PAPERSKY food club

6月、梅雨の時期の高知は本当に雨がよう降ります。実は、高知は年間雨量と日照量ともに全国1位! そのおかげか、どの野菜も果物も立派においしく育つのです。梅雨の雨量は半端なく、何日も何日も雨、雨、雨……気持ちも少し重くなって […]

10/03/2016

6月、梅雨の時期の高知は本当に雨がよう降ります。実は、高知は年間雨量と日照量ともに全国1位! そのおかげか、どの野菜も果物も立派においしく育つのです。梅雨の雨量は半端なく、何日も何日も雨、雨、雨……気持ちも少し重くなってしまいがちなのですが、そんな時期にちょっと楽しいスポットが現れます。高知市の西隣りの町、いの町の八代という地区にきびをつくる農家がたくさん点在しています。こちらではトウモロコシを「きび」と呼びます。きび畑の横に屋台が建てられ、朝採れたてのきびを茹でてくれます。朝は近所の工事現場のおじさん、通勤途中の若い女性、昼時にはスーツ姿のサラリーマンなど、少し不便な場所なのに、皆さん茹でたてきびを買いに車でやって来ます。
「きびとう街道」はトマト畑のお手伝いの通り道。農家さんごとに違う品種をつくっているので、お気に入りの茹できびを探している途中です。今回は味もしっかり濃く、大きいきびをつくるおばちゃんに出会いました。品種が雅(みやび)とゴールドラッシュ、実を覆う皮も艶があり、パツパツしててはちきれそう。そして、びっくりするほど美味しい。今まで食べていたトウモロコシってなんだったんだろう?と思う程。やはり採れたてが1番なのですね。農家のおばちゃんも「きびは採れたてが命やき、今食べないといかんがよ。」と言っちょってます。
屋台の茹できびも美味しいですが、我が家ではポタージュにしていただくのがお気に入りです。2~3人分なら、きびは5本くらい、玉ねぎと調整豆乳だけでシンプルにつくります。無調整豆乳だと大豆の風味が強くなり、湯葉が出来てしまうので調整豆乳がオススメです。あとやはり、かき揚げもぜひおためしください。きびの甘さが主役なので、揚げ衣は薄めにつくり、さっと揚げます。よく行く居酒屋さんのかき揚げは黒豆と一緒に揚げていて、黒豆のコクときびの甘味が絶妙! これが食べたくて、何度も足を運んでしまうのです。
高知のきび、早生のものは5月中旬あたりから。本格的な旬は、梅雨の6月から8月くらいまでだそう。この時期の美味しいスポット、きび街道で茹できびドライブスルーを楽しんでみてはいかがですか?