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デニッシュ発祥の地で、色とりどりのカフェをめぐる

日本人にもなじみ深い、パイにも似た菓子パン「デニッシュ」は、デンマークが発祥の地。コペンハーゲンにはこの本場のデニッシュはもちろん、美味しいコーヒーを飲めるところがたくさんある。自転車でそれらのお店をめぐるのも、コペンハ […]

03/22/2013

日本人にもなじみ深い、パイにも似た菓子パン「デニッシュ」は、デンマークが発祥の地。コペンハーゲンにはこの本場のデニッシュはもちろん、美味しいコーヒーを飲めるところがたくさんある。自転車でそれらのお店をめぐるのも、コペンハーゲンの楽しみかたのひとつだ。1870年にオープンした伝統的な「ラ・グレース」や、おしゃれな雰囲気で気軽にコーヒーが楽しめる「リコスカフェバー」、女王御用達の「レイン・ヴァン・ホウエン」、そして地元っ子で賑わう「カフェ・プランターゲン」など、さまざまなタイプのお店がコペンハーゲンにギュッと凝縮されているのだが、どの店もコーヒーのレベルが高い。これまで世界中を旅してきたルーカスも「こんなに美味しいコーヒーショップがたくさんある国はめずらしい」と上機嫌。
また、街の中心部にある「カフェ・ヨーロッパ」は、世界各地でおこなわれているバリスタ世界選手権で、3人の優勝者を出したことでも有名。もちろんフードメニューも豊富で、野菜を中心としたメニューは人気が高い。多くのお客さんで賑わっている店内で、オーナーのイェンスさんは、にこやかな顔で言う。「ウチがオープンしたのはちょうど20年前。当時はまだ美味しいカフェが少なかったから、じゃあ僕がつくろうって思って始めたんだ。美味しいコーヒーとパン。これだけあれば人は幸せになれるんじゃないかな、なんて思うよ」
訪れたカフェのオーナーに話を聞くと、誰しもからこんなコメントが自然と出てくる。きっと、彼らのシンプルだけれど実直なこうした思いが、デンマークのカフェ文化を支えているにちがいない。