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アスリートを支え続けるエナジーバー|Clif Bar

世界中のアウトドアマンに愛されるClif Bar。その本拠に訪れると、まるでスポーツクラブのような設備に誰もが驚くだろう。おびただしい数のロードバイクやスノーボードが各スタッフのデスク付近に置かれ、広大なオフィスの一角に […]

07/15/2015

世界中のアウトドアマンに愛されるClif Bar。その本拠に訪れると、まるでスポーツクラブのような設備に誰もが驚くだろう。おびただしい数のロードバイクやスノーボードが各スタッフのデスク付近に置かれ、広大なオフィスの一角にはクライミングウォールやマッサージルーム、常勤のジムトレーナーまでが待機する。広報のセレナ・イングレは会社に根ざす思想について、こう説明してくれた。
「もちろんアスリートを支える商品だから、私たち自身がつねにアウトドアと接していなければならない。でもこれだけスタッフ全員がアクティブなのは、2000年にもち上がった巨額の買収案件も関係している」
このとき、社長のゲーリー・エリクソンは、貪欲な相手に「お金」で会社を売り渡せば、それまでClif Barを支えてきたすべての人間が不幸になると思い、買収を拒否した。健全な商品開発にはスローペースでの成長がふさわしいと考えたからだ。
「最良の原材料でアスリートの健康をサポートするだけでなく、地域コミュニティへの還元や、関わるスタッフに充実した生活を保証する必要性を彼は再認識した。お金だけを追求すれば、働く時間はどんどん長くなり、私たちだけじゃなくユーザーも不幸になる。急速に利益を追求すれば、どこかに必ず無理がきますからね」
結果、どこまでも快適な労働環境が整い、極めて離職率の低い、理想的な会社となっていったClif Bar。人生を最高に楽しむスタッフがつくるエナジーバーは、やっぱりとびきり美味しい。
Clif Bar
www.clifbar.com
» PAPERSKY #47 San Francisco | Good Company Issue