リオの音楽に特化した、硬派なショップ|Vinyl Digging in Rio (2)

50年代後半から60年代初頭のリオでは、ベッコ・ダス・ガハーファス(酒のボトルの袋小路)と呼ばれる通りが毎夜のようににぎわっていた。ここには「Bottle’s bar」「Baccala」といったリオでも名高い […]

06/27/2016

50年代後半から60年代初頭のリオでは、ベッコ・ダス・ガハーファス(酒のボトルの袋小路)と呼ばれる通りが毎夜のようににぎわっていた。ここには「Bottle’s bar」「Baccala」といったリオでも名高いナイトクラブが建ち並び、錚々たるミュージシャンが毎日、ボサノヴァを生演奏していたとか。その並びで、このBossa Nova & Companhiaは営業している。
「日中、人通りが多いってわけじゃないけど、ここは若いボサノヴァミュージシャンが数多く育った伝説的なスポット。セルジオ・メンデスやエリス・レジーナ、ジョアン・ドナートだってみんなここでプレイして、人気を獲得していった。だからビジネスには関係なく、このすてきな場所でショップを始めることにしたの」
マネージャーのレイラ・マルティンスは店内を案内しながらこう話してくれた。じつは、彼女はイパネマの老舗レコードショップ「Toca do Vinicius」オーナーの娘さん。親子2代、異なるショップでブラジル音楽の啓蒙に務めている。ボサノヴァ関連の商品点数はリオでも1、2を争うほどだ。
「リオの音楽といえばもちろんショーロとサンバ、そしてボサノヴァ。この3つのジャンルに絞ってCDやレコードを展開しています。他の州にもたくさんいい音楽はあるけど、うちのショップで扱うのはリオのものだけ。ただ幅広く商品展開してもファンは喜んでくれないし、私の目的は、この街がもつ音楽の歴史を紹介することだから」
Bossa Nova & Companhia
www.bossanovaecompanhia.com.br
» PAPERSKY #50 Rio de Janeiro | Bossa Nova Issue